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太陽光発電を設置して気になるのが停電時、災害時に使えるのか?
だと思います。
太陽光発電の原理で、太陽光パネルで発電した直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナを設置すると書きましたが、
このパワーコンディショナ(以下パワコン)
電力会社からの電気が供給されている時のみ正常に動作するんです。
つまり電力会社からの電気が供給されない停電状態や災害時では、運転が自動で停止します。
何故停止するのか?
理由は簡単!!
停電とはいえ、配電線は繋がっています。
電力会社等の作業員が修理などのため作業時や、配電線が断線してぶら下がっている場合、電線に触れたら感電してしまいます。
従って、停電の瞬間パワコンは即停止し売電をやめなければなりません。
発電した電気を全て使い切れれば問題ないのですが、余った電気(余剰電力)が送られてしまったら大変!!
ですから安全第一でパワコンを強制停止させるわけです。
では停電時、災害は太陽光発電は使えないのか?
大丈夫です!
パワコンの自動運転(連系運転)を停止させ、自立運転に切り替えることでパワコンについているコンセントや専用コンセントからのみ発電した電気を使用することができます。
切り替え手順は
①パワコンの運転を停止させる。
②分電盤(配電盤)の主電源ブレーカーを切る。
③太陽光用ブレーカーを切る。
④パワコンを自立運転モードで起動させる。
詳しい切り替え手順は、設置したパワコンの取扱説明書を参照してください。
自立運転で使える電力はパワコン1台あたり、最大15A(1.5kW)まで使えます。
ただし、日射がある事が条件!
夜間や日射がない状態では使用できません。
※自立運転による電力は不安定なので、人命、財産に関わる機器には使用できません。
停電状態が復旧したら、自立運転から通常の自動運転(連系運転)への切り替えが必要です!
切り替えをしないと、せっかく発電した電力を売電できませんので要注意です!!
※停電時に自立運転へ切り替えを行わない場合、自動的に自動運転(連系運転)に復帰します。