単結晶とHITの違い|静岡で太陽光発電をお考えなら
太陽光パネルの単結晶とHITの違いについて
太陽光パネルについては以前にもメーカーで種類分けしましたが、
同じ単結晶の部類にありながら、あえてHITというのはなぜでしょう。
まず、単結晶パネルとは・・・
単結晶シリコンのメリットはシリコン原子が規則的に並んでいて高純度のためシリコンのパワーを最大限活かすことができます。
このため、現在出ている太陽電池の中で単結晶シリコン太陽電池が高い変換効率を示しているそうです。
1つの大きな結晶からできているので、モジュール表面に切れ目や割れ目がなく見た目がきれいです。
デメリットとしては純度の高いシリコンのため製造におけるコストが高いです。
次に、HITパネルとは
単結晶シリコンに独自の「アモルファスシリコン」を採用したハイブリッド構造となっています。
単結晶シリコンをアモルファスシリコン層ではさみこんでいます。
特徴は、高い変換効率の単結晶シリコンと熱に強いアモルファスシリコンのハイブリットとなるので単結晶シリコンよりも若干高い変換効率が期待できます。
※なぜ熱に強いと良いのか?
実は、太陽光電池モジュールは熱に弱いのです、特に真夏の屋根は50度にも達する高温です。
この猛暑の中では結晶系シリコンの太陽光電池は、急激に発電力を低下させてしまうのです。
太陽光発電システムというと、日照りの強い真夏の一番熱い時期に一番発電出来そうなイメージがあるでしょう?
でも本当は反対で、太陽光発電が最大で発電できる時期は、ずばり春先や秋口だったりするのです。
また、パネルの面積も省スペースで重さも軽量であるため、屋根への荷重負荷も軽減できます。
このため屋根が小さい日本の家屋でも多くの発電量が実現できるとして人気のパネルとなっています。