Hirokun’s blog 

静岡市葵区の大王電機(株)で働いています。 日々の記録を公開していきます。

余剰買取と全量買取は何が違うのか|静岡で太陽光発電をお考えなら

太陽光発電設備を住宅などに設置するにあたり、発電した電力を電力会社に売ってお金を得る事が出来るのは前にもあげましたが、

 

この売電(電気を売る)契約で種類がある事をご存知ですか。

 

 

売電契約は2種類、余剰買取全量買取があります。

 

 

※住宅は余剰買取制度で、工場などの産業用(システム容量10kW以上)は全量買取を思われがちですが、ちがいます!

(一般的な住宅の屋根上には10kW以上のシステムを設置することは難しいとされてきましたが、最近では10kW以上のシステムを設置する場合が増えています。)

 

 

余剰買取は、

太陽光発電設備で発電した電力を住宅などで使用し、

発電した電力が使用する電力よりも多い場合、電力会社へ売る事が出来ます。

 

(例)

太陽光発電システム容量=4.0kW

実発電電力(瞬時発電電力)≒2.9kW

消費電力(瞬時消費電力)≒1.2kW

とすると、2.9-1.2=1.5kW(売電電力)

 

余剰買取の場合、住宅などに電気を供給する電力量計(メーター)と電力会社へ電気を売電する電力量計(メーター)の2つがつきます。

 

 

 

 

 

全量買取は

文字の通り、太陽光発電設備で発電した電力をすべて電力会社へ売ります。

 

(例)

太陽光発電システム容量=15.0kW

実発電電力(瞬時発電電力)≒13.2kW

とすると、13.2kW(売電電力)

 

全量買取の場合、発電した電力全てを売電するだけなので電力量計は1つのみつきます。

※電力会社やシステムの構成によって電力量計が2つとなる場合があります。